威張り散らす男性に対決するにはそれなりの技能がいります。タイミングも大切です。
 そして、とくにセルフ・コントロールが必要です。できれば、そのような言動を完全に無視するがよろしいでしょう 
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威張り散らす男を変えるには

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ピンクバラ威張る傾向の強い夫と結婚したエミーは、悩みが絶えません

エミーとランディの場合
 エミーは、ランディが人前で威張り散らしたり、女性を蔑視するような下品な言動を取ったりするのが我慢できません。解決方法はないでしょうか。

 威張る傾向の強い夫と結婚したエミーは、悩みが絶えませんでした。
「私たちには、ほとんどの週末によく一緒に行動する友だちがいるんです。たとえば、みんな家(うち)に来て、オーダーしたピザなどを食べながら、カード遊びをするとか、ただ、楽しく喋り合ったりとか。ストレス解消(セラビイ)にもなるで、私も結構、楽しんでいるのです。

ところが、友達の中に、ジミーっていう男がいるんです。彼がいないといいですが、彼が現れると、もうだめなんです。
 あの男は、ほんとに我慢できないんですよ。家に足を入れた途端、女性を軽蔑する言葉を吐くんですから。かと思ったら、自分の自慢話を始めるしね。

一番嫌なのが、夫のランディがジミーの傍に行くと、ジミーと同じように振る舞うことなんです。
 声は大きくなり、自分の自慢をし始めるんですよ。まるでジミーと競争しているみたいに。

 絶対に勝てないのも分らずに。たとえば、彼の職場の女性をけなす話とか。それに汚い言葉でセックスの話までするんです。一番頭にくるのが、ランディは、本当はそんな人じゃないってこと、つまり、演技をやっていることなんです」

「そのことで夫に話をするんでしょう?」
「ええ、もちろん話します。そうすると、せっかく楽しんでいるのを邪魔するのかって怒るんです。自分だって楽しむ権利があるんだって」

「それで、どうなるんですか?」
「どうにもならないんです。自分がうるさい女だと思えてくるもんですから。腹が立つと言うと、そんなことで腹を立てるなんて馬鹿だと笑うんです。
 皆がいる所で、例のショーを始めると、私が彼を変な目で見るとか、皆の関心をそらすために何か言ったり、したりするとかするんですけど駄目なんです。どうしたらいいかもう頭を痛めているんです」

 威張り散らす男性に対決するにはそれなりの技能がいります。タイミングも大切です。
 そして、とくにセルフ・コントロールが必要です。できれば、そのような言動を完全に無視するがよろしいでしょう。
(たとえば、そんなしょっちゅうでないとか、気にしなくて済むのであれば)
しかし、無視できないのであれば、次のルールをわきまえておいた方がよいでしょう。

まず、その場で直接的に対決する方法を取りますと、火に油を注ぐようなもので、逆効果を招くことが多いようです。また、威張り散らす言動は仲間外れになることの恐れの裏返しであったり、女性に、(だらしない男)と思われたくないという恐れの表現であることを知っておく必要があるでしょう。

男たちが、女性に対する肉体的な攻撃性を表すような言葉を吐いたり、女性を〈征服〉した自慢話をよくするのは、こういった理由からなのだということを知っておくと良いのではないでしょうか。

イメージ投影法

威張り屋の夫に対応する方法として、次の示す(イメージ投影法)が効果があります。

・まず、イメージ法のエクササイズ
 イメージを描く
 まだ現実に起こっていない状態をメンタルに描く能力をイメージ力と言います。この能力を用いるイメージ法は、まだ直面していない状況が、あたかも現実に起こっているかのように、その状況に対応することを可能にさせるので、大変に便利な手法です。

 このイメージ力は、現実に直面する勇気を培い、恐怖心を抑制し、自信を増し、悪い慣習を放棄するのに役立ちます。また、あなたのパーソナリティのなかで変えることが望ましいと考えられる部分を改善するのに効果があります。

ところで、これまでに、悪い夢でうなされたことがあるとか、一度もイメージ法の練習をやったことがないなどといった理由で、このイメージ能力に長けていない人もいると思います。
 そこで、まず、あなたのイメージ能力の程度を計ることから始めることにしましょう。
 次に記した十の問いに答えてください。そして、次の要領で点をつけてみます。
 非常にはっきり見える――4点 良く見える――3点 普通――2点 よく見えない――0点。
 

・親しい人が友人の前に立っている―

・その友人が微笑んでいない―

・その友人の目が・・・・・―

・なにも写っていないテレビの画面―

・犬が吠えている―

・花火が爆発している音―

・ウエイトリフティングをしている
 自分の姿―
・レモンの味―

・アイスクリームを食べている
 自分の姿―
・バラの花の匂い

 スコア―が三十点以上であればイメージ能力は抜群です。十五点から二十九点の場合はイメージ能力を育てる必要があるので、後に示すエクササイズを実行して訓練してください。
 十五点以下の場合は、イメージ能力はかなり低い状態ですから、かなりの練習が必要です。ぜひ次のイメージ法の練習をしっかりやってください。

イメージ法のエクササイズ

エクササイズを始める前に楽な椅子に座り、深呼吸を二、三度して、リラックスします。
まず、何か身近な物を自分の前に置きます。ゴルフのクラブとか、靴でもよろしいです。それをよく見ます。

こんどは目を閉じて、頭の中で、目の前にある物のイメージを描きます。また、目を開け、もう一度、それを見ます。これを数回繰りえします。
頭の中で、はっきりとその物の姿がイメージできるまで繰り返します。

 次に、また目を閉じ、こんどは、紙の上に自分の名前を一字ずつ書かれるイメージを描きます。まず、最初の一字がはっきりイメージできるまで、よく見ます。それができた次の字をイメージします。紙の上に大きな字がはっきりと名前が書かれるイメージが描かれるまで、一日に五分くらいつづけます。

 最後に、電球が、笠の中で輝いているイメージを描きます。その電球の光がだんだん強くなり、部屋中がものすごく明るくなるイメージを描きます。
 これを同じく一日に五分位、毎日繰り返します。
 このようなエクササイズを繰り返しますと、あなたのイメージ能力が高まることは間違いないです。

話す内容を練習する

これから記す行動の予行練習は簡単ですが、これをするかしないかで、対決の話し合いの成り行きが変わります。
 話す内容の練習は、自己主張の練習のためにも用いられます。

 エミーは、夫ランディの女性を軽蔑する言動に対決する話し合いの練習のためにやってみたのです。
 まず、だれにも聞かれないような、邪魔されない部屋を選びました。まず、リラクゼーションのエクササイズを実施した後に、ランディに対決する状況を考えてみました。

 彼の仲間と一緒になって女性を軽蔑する言葉を吐いたパーティの翌日対決するという状況を考えたのです。
 そこで、その時に後に言いたいことをいろいろな方法でいう練習をしたのです。声を上げるとか、言葉を変えてみるとかして。
(その場合に、第二章で触れた意識的〈自己教示〉の方法を用いるとよいでしょう。)
 もう一つの方法として、夫に言いたいことを、予め紙に書いておいて、それを夫の写真に向かって言うこともできます。写真の前でもしっかり腰を伸ばして、姿勢を整え、話しかけます。

 このような行動の演習を多くやればやるほど(少なくとも一日に二回はやってみます)、対決の話し合いが上手いくチャンスは高まります。

・次に、夫が子供にもどった状態をイメージします。カウボーイ姿の例えばジョン・ウェインのようなイメージです。
 一方の手はガンを、しかし、片方の手にはボロボロの毛布を持っています。そして、ポケットからは(おしゃぶり)がのぞいています。
 はっきり描けるまで、こんなイメージを一日に何回でも描きます。

・このような(小さな子供)が空威張りしている夫を、かわいそうだと思いたくなるような母性本能をコントロールして抑えます。

・このイメージを、後で威張り散らす夫と対決する時までセーブしておきます。

 こういったイメージ投影法には、多くの治療的効果があります。
 例えば、恥ずかしさかを克服する、拒絶感の恐れを減少する。自尊心を高める、自己受容を高めるなどといったことのために効果があります。

 また、ゴルフの技能を高めるために用いる人も多くいます。達成したいと決めた目標に至るために、まず、課題を達成するための各ステップの目標を目指して、意識を集中し、最大限の努力をしている自分をイメージします。

 まず、このイメージ投影法の技能を身につけておいてから、次に威張り散らす言動を示すときに、対決を始めます。
 その場合に、次のようなステップに従います。

夫を刺激しない事、声を大きくする、軽蔑する。批判するようなことは避けます。

 「ランディ! 子供みたいなことは止めてください」などとは言わない。代わりに、それとなく、そのばから離れるのです。たとえば、トイレに行くような振りをして。

 そして、独りになって、前に練習した夫のイメージを投影するのです。かわいそうに思ったりしないように努めます。そして、声を出して、自分に言い聞かせます。
「今の夫は、自信のない小さな子供。私は(子供)なんいらない。(男)が欲しい!」って。

 こうして、自分の腹立たしさが治まったら、部屋に戻り、何も言わずに夫のそばに行きます。
 おそらくあなたが傍に来て立っていることから、あなたのメッセージを夫は読み取ると思います。

 そして、自分がやっている行為に気づくと思います。夫に触れる必要はありません。もし、それでも治まらなかったり、逆に、もっと威張るような言動を示すようなことがあったら、直ちに、その場を離れるんです。少なくとも夫から身を引き、何も言わず、他の人と言葉を交わすのです。

 そして、後で、夫と話し合います。その時に、〈願望を明らかにする方法〉〈具体的に述べる方法、第九章参照二人の間を裂く仕事の問題をどうするか?〉を使って、自分の希望を伝えます。たとえば、「私があなたの傍に行った時に、私に尋ねて欲しいんです。“どう? 楽しい?”とか」
 あなたに関心を向けさせることで、夫の行為を中断させ、あなたの気持ちに対する気配りを求めるためです。

 もし、このようなやり方が上手くいかない場合には、夫の友だちを家に招かないという方法をとるしか仕方ないでしょう。
 あるいは、他人の家とか、パーティの会場などでそういう事態に遭遇した場合に、夫を置き去りにして、独りで帰ってくるのも一つの方法です。
 あらかじめ、そうすることを予告し、警告を与えるのも手です。

 もう一つ上手くいくかもしれない方法があります。といっと、こんな方法をエミーに教えてあげました。
「たとえば、夫の傍に行ってしばらく立っていても、夫の言動が変わらない場合、“ちょっとキッチンに来てくださいませんか?”って、夫を誘い出すのです。

“どうして?”と聞かれたら、プライベートに話したいことがあるからと言います。キッチンについてきたら、夫に抱きつき、キスして、“私、あなたが大好き!”って言ってあげるんです。他のことは何も言わずにですよ」

「そんなことで。どんな効果があるのですか?」
「いわば群集心理の虜になっている夫を解放する効果があるのです」
「なんですって?」
「ランディは、いわば、男仲間の自慢話の渦の中に巻き込まれてしまったようなもんだと思うんです。

 ですから、そういう仲間から一時的に引き離すことで、ふと我に帰ることもあるのです」
「でもまた、仲間の所へ戻ったら、同じことじゃありませんか?」
「その時のことは、もうどうしょうもないんじゃありません。でも、翌日らこう言ってやることはできますよ。
“昨晩はキッチンに来てくれてありがとう。ああやってキスするの大好き。女性を軽蔑する男たちの仲間に捕らわれてしまったのはざんねんだったわ!”って」
 つづく 広場恐怖症で外に出るのが怖い 

煌きを失った夫婦生活・性生活は倦怠感・性の不一致となる人が多い、新たな刺激・心地よさを付与し。避妊方法とし用いても優れた特許取得ソフトノーブルは夫婦生活での性の不一致を改善し、セックスレス及びセックスレス夫婦になるのを防いでくれます。