煌きを失った夫婦生活・性生活は倦怠感・性の不一致となる人が多い、新たな刺激・心地よさを付与し。避妊方法とし用いても優れた特許取得ソフトノーブルは夫婦生活での性の不一致を改善し、セックスレス及びセックスレス夫婦になるのを防いでくれます。トップ写真

精神的虐待を止めさせるには?
性生活のマンネリ化が呼び水なのか?

本表紙
=女と男の人生相談=ダン・カイリー著 =近藤裕=訳

ピンクバラ夫婦間の精神的虐待という状況は、経験豊かな専門家にも判定するのはむずかしいものです。

介入するべきかどうか迷っている間にも、その夫婦の問題はつづきます。
人格の無視、個人のニーズに対する無関心の行為が繰り返されます。
一方的に精神的な虐待を受け続けます。
その無抵抗な態度が相手の虐待を助長します。
 精神的虐待に甘んじている妻たちは、夫を愛しているから我慢するものだと言っていますが。
しかし、苦しみに満ちた悪環境に引きずり込まれてないように抵抗することが愛の証しとなるではないでしょうか。

 夫から精神的虐待を受けていると考えられる場合には、それを止めさせることが、あなたにとっても、あなたがた二人の関係にも必要です。
かといって、直ちにそういう夫と離婚しなきゃならないということではありません。
別の方法で、夫の自覚を促し、止めさせることができるのです。

 本章では、精神的虐待とはどういうものであるのか、また、それを止めさせるにはどうしたらよいのかを考えます。
不信感、孤独感、人格無視の三つのテーマを中心に、話を進めていきます。

「シャナとリーの場合。夫リーが四十歳になる半年前に浮気を始めました。相手の女性と寝たことは否定していますが…。
さらに、それから間もなく、リーは、シャナの秘密を近所の女性にしゃべってしまいました。
シャナはもうリーを信用することができないと言っています」

「これまでの二年間の結婚生活はひどいものでした。
 夫があと半年で四十歳になるという間に、夫の浮気が始まったんです。
相手の女性と寝たことをいまだに否定していますけど、私の心が傷ついたことには変わりません。

リーは優しい人で、また騙されやすい人なんですね。
ですから、ちょっと躓(つまず)いたに過ぎないと思います。
わたしに謝りましたわ。
そして、もちろん、離婚なんかも考えていないって言いました。
 ところが、それから二カ月も経たないうちに、別の過ちを犯してしまったんです。
というのは、近所のある女性の友人に、私が大学生時代に強姦されたことがあるとしゃべっちゃったんですね。

彼女は知っていたと思ったと夫は言うんです。
でも、それは嘘です。
だって、私は、夫と私のベストフレンド以外にはそのことを話したことがないんですもの。
 ここ、数カ月はまあどうにかやってきたんですが、でも、夫の事が頭から離れず、悩んでいます。
リーを信用しなきゃいけないと自分に言い聞かせているんですけど、できないんです。
信用して裏切られるのが怖いんです」
 
このような悩みを訴える妻のシャナと夫のリーは、私のすすめに従って、次に示すような<信用回復>プログラムを始めることにしました。

夫を信用できないという問題に悩んでいる読者も、夫にすすめて、このプログラムをやってみてはいかがでしょうか。
これは、自分一人だけでやるプログラムではありません。
夫が参加しないかぎり意味がないのです。

この問題<信用回復>に夫自身が関心を持っているという前提の上で夫の協力を求めるわけですから、夫に無理を強いないことが大切です。

一、 オリエンテーション

自分に関する情報を相手に伝える意思があるかないかによって、二人の間の信頼感の度合いが決められます。夫婦間の親密度や忠誠心は、成育歴、心情、宗教、人間関係などに関する情報の伝達の度合いと親密にかかわっていることが、ある研究によって明らかにされています。

信頼感の減少は、個人的な情報を相手に伝えないことの結果として生じるものなのです。
そして、そのような状態が続けば、二人の間の親密度や忠誠心が減少したとしても不思議ではありません。

二、 信頼感のテスト

次に示すテストをやってみましょう。それぞれの文章に賛同
できるかどうか、チェックして、点をつけます(10点満点)。

・私のパートナーは、自分の幸せだけしか考えていない
あっていない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あっている

・私のパートナーを信用できない時がある
あっていない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あっている

・個人的、内密な情報をほとんど私に明かさない
あっていない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あっている

・約束ごとを忠実に守らない
あっていない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あっている

・私の気持ちを考えないで行動することがある
あっていない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あっている

・私に対して不当なことをする
あっていない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あっている

・私のパートナーは頼りにならない
あっていない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あっている

まず、スコアの合計点を出します。
その合計点を8で割って平均点を出してください。

7点以上は…・信頼度がかなり低い。修復しない限り、深刻な問題が起こる可能性が高い。

4〜6点…・自己開示を努力すれば、信頼度が高まる。

3点以下…・ほとんど問題ない。
 夫婦関係においての不信感はどちらに、どのくらいの責任があるのかを判断するのは大変むずしい問題です。ですから、責任を問い、責めるよりも、お互いが信頼感を回復する努力をすることに力を注ぐことの方が健康的であると思います。

そこで次に、この信頼感を回復するためのプログラムを示しましょう。

三、原因を取り除く

 浮気とか不倫行為の心配がある場合には、この段階のプログラムは慎重になさることをすすめます。
ただし、その心配を特に感じない人はこれから記すことをよく理解したうえで、プログラムを進めてください。
 
さて、次に示す情報を、いちばんよいと思う方法で夫に伝えます。
 ある研究によると、不倫行為は次の四つの主な原因によるということです。

(一)別のセックス・パートナーを求める生理的・心理的ニーズ、
(二)そのようなセックス・パートナーと巡り合うチャンス、
(三)本来のセックス・パートナーとの性生活の内容、
(四)別のセックス・パートナーとの性生活のファンタジー

 このデータに従い、次の四つの項目に分けて、話を進めることにします。
ハッピー嬢
 生理的・心理的ニーズ
 女性は比較的に、夫以外の別のセックス・パートナーを求める生理的ニーズは低いと考えられています。
その一方、心理的ニーズは高いのです。
別の言い方をしますと、女性は身体的触れ合い以上に心理的な交流を男性に求めるというわけです。
一方、男性のセックスに対する欲望には、女性との心理的な交流に対する願望が隠されていることも事実です。
ハッピー嬢別なパートナーの存在
 多くの人と触れ合う機会が多い社会生活を営む状況において、浮気、不倫行為を望むなら、その相手に巡り合うチャンスを見つけるのはそんなにむずかしくいことではありません。
もし、そのような行為をしてしまうことがあなたの心配の種であるのなら、まず、どういう場所や時が、そのような相手と会うことになるのかをよく考えてみます。
だからと言って、そのような場所に行くのを避ける必要はないのですが、少なくとも、そこには誘惑が待っていることをあらかじめ自覚しておくことが必要です。
ハッピー嬢 満足感
 自分のセックス・ライフの満足感を正直に評価してみましょう。
自分が望んでいることで満たされないことはないか? その一方において、自分は相手に期待しすぎていないか? そのために不満を感じていないか? マンネリ化した性生活と、ハネムーンのような熱烈な性生活の中間的状態で満足できないで悩むカップルが多いようです。
ハッピー嬢 ファンタジー……最後に、別のセックス・パートナーとセックスをしているファンタジーの内容を調べてみます。
その内容、その状況を吟味します。
あなたが描くファンタジーに出てくる相手が、あなたの身辺にいる人物である場合には、その人と性関係に入る可能性は高いと考えられます。

 すでに浮気や不倫行為によって二人の信頼関係が傷ついている場合には、罪責感を募らせるような雰囲気の中では、このような分析は慎んだ方がよいでしょう。

むしろ、自分を責めずに、受容的な態度で行うべきです。
たとえば、不倫行為の経験があるのなら、次のように自分に言い聞かせます。
「だからって、私はそんなに悪い人間ではない。
なぜ、それを望んだのか、なぜしたのかその理由、原因を知ることの方が大切なのだ、それが分かったうえで、どうすればよいのかわかってくる」と。

 つまり、浮気や不倫行動の原因が分かれば(あるいは、原因を知りたいという願いがあれば)その原因を取り除くことが可能になります。

もちろん、それは、二人の間の信頼関係を回復したいと望むならの話ですが。
 シャナとリーの二人が応用した、原因を取り除くプログラムの例を紹介しましょう。

 中年期を迎えたリーは例にもれず中年の危機といわれる出来事に遭遇したのです。
ただし、一時的で、そのことで長い間悩まされたというわけでありません。
職場の若い女性とのセックスを数カ月もの間夢見ていたのです。
並行して、妻との性生活は悪くなっていくという状況でした。一時的でしたがインポテンッにも悩まされたのです。

つづく  性の活性化のために三つの目標