1965年、東京にて作家・故 梅田晴夫氏の長女として生まれる。慶応義塾大学文学部卒業後、執筆活動に入る。現在、小説、エッセイのほか、脚本家としても活動中・著書に「別れの十二か月」「愛された娘」などなと・・・。
『新・愛人の掟』の執筆は、不倫の恋をする女性たちからのお手紙を読むことからはじまりました。読者の方々から寄せられた二百通を越えるお手紙の中には、たくさんの「言葉」が綴られていました。
あなたを幸せにした彼の言葉。愛情にあふれた彼のささやき。あなたを深く傷つけた彼のひと言。あなたが涙ながらに伝えた言葉。伝えられなかった心の叫び。いつもお守りのように心に持ち続けている彼からの約束。やっとの思いで口にした別れの言葉‥‥それらの言葉が、いきいきと、そしてせつなく胸に迫ってきます。その言葉のひとつひとつに、女性たちがどれだけ一喜一憂し、悩み、苦しんでいるかが手にとるように伝わってきました。ひとつの言葉に対する受け取り方ひとつで、幸せにも不幸にもなってしまうことも。
そして、不倫の恋をする女性たちが、いつも周囲から浴びせられているたくさんの中傷や、助言や、忠告の言葉。「それじゃただの都合のいい女じゃない」「誰かを不幸にしてまで幸せになりたいの?」「そんな無駄な恋をして何になるの?」…‥容赦なく浴びせられる数々の言葉に、彼女たちがどれだけ強く影響を受け、動揺し、傷つけられているかが分かります。
不倫の恋をしている女性たちに「不倫の恋はいけないことだからやめなさい」というのは実はとても簡単な事ことです(煙草を吸っている人に「煙草は体に悪いからやめなさい」というのと同じように)。でも、そんな言葉が、あなたに一体どんな意味をもたらすのでしょう?
今、あなたに必要なのは、彼の言葉に対しても、周囲の言葉に対しても、あなたの中にひそむ不安や疑問に対しても、勇気を持って、その言葉と向き合い、本当の意味を考えることです。言葉と言葉を言葉どおりに捉えるだけではなく、まったく新しい視点を持つことです。そのとき、あなたの中には必ず、今まで見えなかった真実が見えてくるのです。
そのとき、あなたの言葉のひとつひとつに捉われ、縛られることなく、自由な目でこの恋を見ることが出来るのです。その自由な目はあなたと彼の恋を、明るい方向へ導いてくれるのです。
この恋の場面で語られるすべての言葉が、あなたに様々な真実を語ってくれます。
新・愛人の掟 男のコトバでわかる真実 梅田みか
【第1章】 ●男のコトバ別にアドバイス――
【第2章】 男性の言葉の向こう側に、彼の本当の姿が映し出されています
CASE1「妻とはうまくいっていない」
Letter1 離婚すると言っている彼。でも気になる行動もあって
Letter2 奥さんが実家に帰って急に不安…
CASE2 「もっと早く会いたかった」
Letter3 結婚する前に出会っていればって、もう遅いってこと?
Letter4 彼を本当に理解しているのは私なんです
CAST3 「いちばん好き」
Letter5 不倫だけはあり得ないと思っていました
Letter6 ホテルの中でしか会えない二人だけど…‥
Letter7 恋愛初心者の私が不倫なんて‥‥
CASE 4「できる限りのことをする」
Letter8 愛情と仕事へのプライドに板挟みになっています
Letter9 別れてもどうして別れられません
CASE5 「彼氏をつくれ」
Letter10 彼以外の人を好きになれるとは思えません
Letter11 二十五歳年上の彼は私を癒してくれています
Letter12 彼との別れ‥‥今は夢を取り戻し頑張っています
CASE6 「幸せにできない」
Letter21 彼からの別れ話が、結局彼の一言で元のさやに
【第3章】 ●陥りがちな恋のフレーズ〜心の声を乗り越えるために
あなたの心の声に答える21のヒントが、ここにあります
VOICE1 「わたしは都合のいい女」
VOICE2 「不倫だけはしないと心に誓っていたのに」
VOIGE3 「彼はわたしの気持ちをわかってくれない」
VOICE4 「結婚する友達が羨ましい」
VOICE5 「わたしって彼の何なの?」
VOICE6 「わたしたちはどうせ愛人だから」
VOLCE7 「わたしの努力が足りないの?
VOICE8 「強くなりたい」
VOICE9 「彼しか見えない」
VOICE10 「彼の妻と入れ替わりたい」
VOICE11 「彼の家庭をのぞいてみたい」
VOICE12 「わたしの体が目当てなの?」
VOICE13 「わたしはこの恋に酔っているだけ?」
VOICE14 「どうしてわたしだけこんなつらい目に遭うの」
VOICE15 「どんな手を使っても彼を手に入れたい」
VOICE16 「別れ話をくり返すのはうんざり」
VOICE17 「無駄な恋ならもうしたくない」
VOICE18 「わたしは彼の家を不幸にしている」
VOICE19 「もう彼なしで生きられない」
VOICE20 「死んでしまいたい」
VOICE21 「幸せになりたい」