身も心も解放されたら、きっとセックスに対しても気持ちが楽になる。そうわかっていても、まず何をしたらいいのかと頭をひねる人も多いだろう。 

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第15 テクニシャンな女になりたいなら

本表紙 亀山早苗著

テクニシャンな女になりたいなら

 身も心も解放されたら、きっとセックスに対しても気持ちが楽になる。そうわかっていても、まず何をしたらいいのかと頭をひねる人も多いだろう。

 個人的には、女性向けのセックスビデオやDVDをお勧めしたい。女性だってテクニックを磨きたいと思っているのではないだろうか。自分のテクニックで彼が感じるのをみたら、きっと関係は少しずつ変わっていくはず。

 とはいえ、もちろんレンタルビデオショップなどに行きにくいから、女性専用のアダルトショップのサイトなど覗いてみるのもいいと思う。

 私の手元に『秘技伝授 男をイカせるテクニック入門』(SODクリエイト)というDVD
がある。アダルトショップを経営する女友だちに勧められて買ったのだが、本当に勉強になる。

これはアダルトビデオのクィーンと呼ばれた小室友里さんが、引退に伴って、その秘技を後輩の森下くるみさんに教える体裁をとっているDVDだ。

キス、愛撫、そして挿入と進んでいくのだが、小室クィーンはまずキスの段階で、若手AV男優を歓喜のあまり泣かせてしまう。彼曰く、

「小室さんの優しさが伝わってくるようなキスで、自然と泣けてきた」とか。

 小室クィーンのキスの仕方は、いきなりブチュッと唇を合わせるのではなく、最初は鳥が何かをついばむように、相手を慈しみながら次第に唇全体を合わせていく。フェラチオも同様。

ソフトさとハードさを上手く組み合わせ、相手の反応を感じながら徐々に進めていくのがポイントだそうだ。これまた私見だが、男性だってフェラチオだけが気持ちいいわけではないと思う。乳首が感じる人もけっこう多いし、背中や脇腹で感じまくる男性もいる。

 取材しているとつくづく感じるのだが、フェラチオが「嫌い」、もしくは「苦手」という女性は非常に多い。本当に「嫌い」なのか、「どうやったらいいかわからないから苦手」なのかを考えたうえで、こういったDVDをみて研究するのも女性にとって、大事なことではないかと思う。

単に咥えて頭を動かせばいいというものではない。唇と舌と手を複雑に動かすことが、彼を喜ばせることにつながるのだ。たとえば唇でペニスのカリと呼ばれる部分(亀頭の出っぱり)をひっかけるように刺激し、舌は裏側を舐め、片手で睾丸を、もう片手は指で肛門から睾丸にかけて優しく愛撫とたりしたら、感じない男がいるはずがない。

もちろん女性にとっては、多少苦しいし細心の注意を要するが、もし彼がそれによって体を痙攣させるほど感じてくれたら、とても嬉しいではないか。

 唇、舌、両方の手と十本の指、さらに足を絡ませたりすることを考えれば、フェラチオに限らず、愛撫という行為はまさに全身を使って相手を気持ちよくさせ、それによって自分もまた快感を得るものだとつくづく思う。

 つまり、技術の上手下手は、そのまま相手への思いやりにつながるとも言える。相手がどうしてほしいのか、それをいち早く察知する能力とカンがものをいう。

 男女問わず、「セックス上手」と呼ばれて悪い気はしないはずだ。ものごと上達するためには、努力が必要。セックスも同じことで、何もせずにうまくなれるわけではない。興味があるなら研究し、実践する。その姿勢が大事なのではないだろうか。

 オーガズムに近づいていくと、女性はもちろんどんどん余裕がなくなっていくが、ときには相手の目をじっと見てみよう。その最中、ドキッとするようなセクシーな目で相手が自分をみていたら、快感は増幅するのだから。

見つめ合うセックスができないような関係はつまらない。見つめ合い、お互い快感を感じ合う、それはまさに真剣勝負であり、大げさにいえば魂のふれあうようなセックスではなかろうか。

「広告」スレンダーかつ鈴木京香似の白肌美人がハイヒールを履き颯爽と去る後ろ姿は思わず後ろを振り向き二度見する男たちは多いだろう。恋多き京香さん50歳の雰囲気はしませんよね、美肌と躰の手入れには怠らないエクササイズ(骨盤底筋強化等)に励み、尚ハイヒールを履きつづける女装は立派。ハイヒールは美しい姿勢作り他にも「中国、秦の始皇帝時代高官や豪族たちの妻や側女は纏足(てんそく「爪先立」の木靴)を四六時中履かせられることで膣の締まりの強化のために履いた」)膣の締まり効果がある。

鈴木京香さんと随分前に恋人関係を一時絶っていたイケメン俳優長谷川博己さんといつの間にか復縁し同棲(2020年)しているという。モテモテの長谷川さん何で復縁したの! 近頃多くの40、50代の独身女性たちがずっと年下の男をゲットしている事例が多い、男の心と躰を充分に満足させる秘は、日々辛い修練の賜物による女力があるからだと思う。
官公庁や大企業や有名企業に就職している大卒新入社員で将来高給取り有望な若い男たちは、既に大学のサークルや学内で女に粉をかけられ恋人あり・婚約中。残り物には福があるというが、グローバル化した現在ではそれは完全に無い。日々辛い修練をせず、30歳前後の負け犬の女は男性新入社員を横目で見て指をくわえて悔しがることしきり。ならば、外国に語学留学して国際結婚の道しか残されていないのかと焦る。

湯山玲子著『女装する女』記述ペニスバンドを装着すれば禁断の快感をえられるという。ということは日々辛い修練しない女性でも楽しめるということか! 膣にソフトノーブル避妊具を挿入しておけば禁断の快感を男も女も得られ楽しむことが出来る。ということは30歳前後の負け犬の女でももしかしたらソフトノーブル避妊具を秘して使うことで男をゲット出来るかも! 」
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心の奥底にあった欲望

 あるとき知り合った男に、自分の心の奥底に潜んでいた「特別な欲求」に気づかされてしまったら、女性はどう感じるだろう。

 知り合いの高谷綾音さん(三十四歳)は、一年半ほど前から、友だちに紹介された男性と付き合うようになった。背が高く、どちらかというと優男という印象で、グループで飲み会をした時から意気投合、すぐにふたりきりでデートするようになった。

 ところが、彼は、なかなか手を出してこない。三ヶ月後に、彼女から迫る形で、ようやくセックスをする。

 そのあと、彼に変化が起こった。ある週末、彼は、自分の両親が所有する別荘に行こうと彼女を誘った。彼のことを心から好きになっていた綾音さんは、もちろんふたつ返事でOKした。

 彼の運転する車で楽しいドライブし、別荘に着いたとたん、彼は、後部座席に置いてあったアタッシュケースを、彼女の目の前であけた。そこには、SMの小道具がきれいに並べられていたという。

彼はかなり本格的なサディズムの趣向をもつ男性だったのだ。綾音さんは、息を?むばかりで、何の抵抗もできなかった。

 彼は、庭でいきなり彼女に浣腸し、肛門を栓で塞いだ。排泄したいのに、栓をされているためにできない。彼女が庭で七転八倒する。トイレに行かせて、と頼んでも彼はいかせてくれない。彼は、彼女が苦しむのを見ながら、会心の笑みを浮かべていたという。

「だけど私、なぜか、そこで逃げたいとは思わなかったんですよね。自分にもマゾの素質があるなんて思ってもみなかったけど、彼が苦しんでいる私を見て嬉しそうにしているのが、嫌いじゃなかった。彼に苦しめられている自分に、妙に興奮してしまったんです」

 その別荘に二泊している間に、彼は、ありとあらゆることを彼女にした。縄で縛り、そして鞭打ち、彼女の肌にロウソクのロウを垂らした。膣と肛門、両方にバイブを入れられたりもした。

 深夜に、全裸に長いTシャツ一枚を着ただけの格好で車に乗せられ、コンビニに連れて行かれた。彼女の膣には、バイブが入って、彼は、コンビニ前に止めた車の中から、それを遠隔操作している。

彼に言われた買い物をしている間、彼女の股間では、バイブのスイッチが入ったり切れたりする。その間、綾音さんは、身悶えしながら、買い物を続けるのだ。

「コンビニって明るいでしょ? 裸で薄いTシャツ一枚で入って行っただけで、店の人の目が、私に釘付けなっているのが分かるんです。他にお客さんもいたし、みんな変な目で私を見ている。しかもときどき、遠隔操作のバイブがウィーンって鳴るんです。

早く買い物をすませたいのに、彼が渡したメモには『○○という銘柄のカミソリの刃』とか、『消しゴムひとつ』『どこそこのヨーグルト』って、細かい指示があって、しかも、品物は多岐にわたっている。行ったことのないコンビニだから、どこに何があるかわからなくて、店内をうろうろせざるを得ないですよね。

彼は、それを店の外から眺めて喜んでいるわけです。この人は怖い、と本気で思った。だけど、そういう目に遭っている私は、心の底から嫌だとは思えない。だんだん、彼よりも、むしろ自分自身が怖くなっていきました」

 自分が知らなかった新しい欲求や歓びを開発されたとき、女性たちは戸惑うし、怖れも感じる。もちろん、それは男性の場合も同じだろう。自分にはSMの気など全くないと思っていたのに、あるとき、女性に乳首を強くつままれて、言いようのない快感を得たという男性もいる。

セックスはまさに「未知との遭遇」なのだ。それは怖くもあるが、開き直れば楽しみでもある。

とまどう私とやめられない私

 その二泊三日の間、彼自身はまったくセックスしなかった。彼は自分がセックスをするより、そうやって、女性を辱めたりいたぶったりすることで、興奮するタイプだった。

「勃起、挿入、射精、ということもできるけど、彼自身は、あまりそれに執着していないんですよね。それにより精神的な興奮を求めるんだ、と言っていました。だけど、彼は別に、力ずくで私にそうさせているわけでもないし、脅すわけでもない。

基本的には優しいんですよ。だけど気が付くと、自然に、流れるように、次か次へいろんなことをさせられるんです」

 彼女はそのとき、彼によってGスポットも開発される。Gスポットというのは、膣内壁の上側六センチほどのところ、恥骨の裏側と子宮頸管の前側の間にあるとされている。

ここを刺激しても何も感じない女性もいる一方で、液体を射出する女性もいる。いわゆる「潮吹き」という状態だ。この液体が何であるのか医学的にはまだ解明されていないという。綾音さんの場合、この「潮吹き」が、半端な量ではなかったらしい。

「私、それまでは、自分が潮を吹くなんて知らなかったんです。私にはGスポットがないのかな、なんて思ってた。だけど、彼が見つけてくれたんです。彼に言わせると『ほとんどの女性は、確実にGスポットを刺激すれば潮を吹く』そうですけど。

あれって、オーガズムとは違う感覚なんですよね、刺激されると、身体の奥から、ぐわっと何かが上がってくるような感じがくるような感じがして、物凄い量の水分が出る。わたしの場合、まさに噴出という感じです」

 セックス関係の本の多くに、その量は五十ccから四百ccだと書いているが、綾音さんの場合、とてもそんな量ではすまないようだ。

「何度かすごい勢いで噴出すると、あとは刺激されるたびに、ジャージャーと水道栓をひねったように出続ける。そのたびに、とてつもなく気持ちはいいけれど、すごく疲れるんです。一度なんか、私は手足をベッドの端にくくられたまま、夜から朝まで六時間も刺激され続けました。

彼は、『水分補給しないと、ひからびちゃうよね』と言いながら、水を飲ませてくれるんですが、刺激はやめない、最後には私、へとへとになってしまって‥‥。そこに極太のバイブを挿入されたので、ついに失神。

だけど、あんな刺激的なことをされると。もう普通のセックスじゃ満足できない。彼に会うと、快感と屈辱がセットになって、何が何だかわからない状態にされてしまうんです」

 一時期、綾音さんは悩んだ。この関係を続けて行っていいのか、と。快楽が強烈であればあるほど、人は苦悩を増すだろう。「普通ではない」セックスに快感を覚えてしまう自分が怖くなる。

この快感はどこまで強くなるのか、相手の欲求はどこまでエスカレートするのか。「普通ではない」と感じること自体がストレスになるのかもしれない。だが彼ふだんは、ごく普通のサラリーマン。エリートといっていい立場だ。

 つきあって一年半が経過したが、彼女の誕生日には、彼女が欲しがっていたバッグをプレゼントしてくれた。体の関係だけではない、という彼の心配りなのだろうか。

「あるとき、彼に言われました。『きみならきっと、僕のあらゆる欲望をかなえてくれると信じていた』って。今、彼は私にフィストファックをしたいと言っています。手首まで膣に入れてしまうあれですね。それができるようになったら。次はアナルでフィストファックするんだそうです。

最近、私はそういう彼の計画を聞いているだけで、体がじんとしてきちゃうんです。だけど、本当にそれでいいのか、という気持ちは今でもどこかにありますね」

 それでも嫌と言えない、もちろん彼との関係を断つなどは考えられない。だから綾音さんは、ときどき、ふと苦悩する。これだけの快楽は普通では味わえないと思いながらも、快感に引きずられているだけではないか、最終的には自分がどうなるのか、と暗い気分になることもあると言う。

 だか、おそらく彼女は彼と、このままいけるところまで行くのだろう。そう言う快感を知ってしまったら、究めない限り、やめられないはずだから。そして、それに対して罪悪感を覚える必要はないと思う。もちろん、他人に吹聴するようなことでもないけれど。

解放の先にあるもの

  人にはいろいろな幸せがある。一般的にいわれるように、結婚して子どもを産んで、平穏な家庭を築く中で、幸せを実感する人もいるだろう。それより、むしろ仕事での成功を幸せに感じる人もいるだろうし、どちらも欲しい頑張る女性もいるだろう。

セックスも快楽も、そのひとつとして考えていいのではないだろうか。それが、何に勝るわけでも劣るわけでもない。嫌いにならない限り、その道を極めてみるというのも、ひとつの幸福なのではないだろうか。

 だが、ひょっとしたら身も心も開放したところにあるものは、自分も知らなかった「隠れた特異な資質」だったり、「ひたすらアブノーマルを求める気持ち」だったり、「セックス好きな本性」だったりする可能性もある。

つまり、知らなくてもすんだことを見てしまうかもしれないのだ。だが、自分の中にあるものはいつか出てくる。一生知らずにすむわけではないはずだ。

 たとえどんな本性であれ、それを見つけたら押しとどめる必要はない、個人的には、思う。自分を解放できる人なら、その「解放」の先にあるものもきっと自分でコントロールしていけるはずだから。

あとがき

 セックスというものは非常に個人差のあるものだ。
 ひとくちに、「セックス好き」といって、どの程度好きなのか、「アブノーマルのは嫌い」といっても、何をもってしてアブノーマルといのか。性的ポテンシャルも、セックスへの価値観も、人によって全く違う。

 それでも人は、セックスについての興味は尽きないし、また同時に、悩みも尽きない。シンプルに快楽を追求できずに悶々とする女性たち、ペニスの大きさだけにとらわれている男性たち。だからこそ、既成概念も常識の枠もすべて取り払って、いろいろな女性、男性、カップルに話を聞き、セックスをめぐる心理について考えてみたくなった。

 セックスについては、非常に保守的な人たちもいる一方で、かなり極めている人たちがいるのも事実。自分の性的に嗜好を歪めることなく、満たしていこうと努力している人たちも多くい。そしてそれは決して悪いことではないという印象を抱いた。

 考えてみれば、売春という職業が世界最古であるように、セックスなんてだれとでもできるのだ。誰とでもできるけど、それで心身ともに快楽を得られるかどうかは、別の問題。好きな人とだからこそ相手に気を遣いすぎて自分を解放できず、結果、気持ちよくなれないと嘆く女性も多いる。

 もちろん感情を伴わないセックスは、どんなに快感があってもつまらないけれど、快感の伴わないセックスもまた、満足できるものとはならない。

 快感を素直に享受するには、やはり自分の欲望を認め、そしてその欲望にそって自分の体のことを知り、セックスに対しても、もっと前向きな気持ちを抱くこと。変化を恐れずに突き進んでみることしかないだろうか。

 セックスにおいて、何が正常か何が異常だと決めつけるのは、自分の快楽の幅を狭めることになりこそすれ、解放することにはならない。

 常識というものが通用しないのがセックスであり、「できることとできないこと」を、自分自身の本能と欲望に従って決めていくしかない世界なのだと思う。

 どんなに偏った嗜好であっても、相手の合意があれば、それは「異常」ではなくなる。
 自分の欲望に気づくこと。

 それを上手に表現していくこと。セックスの初歩において大事なのはその二点なのではないだろうか。そこからきっと、今まで知らなかった世界が開けていくはずだ。
 2004年4月 亀山早苗

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