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モテ男が最後に選ぶ女とは

本表紙

ピンクバラモテ男が最後に選ぶ女とは

 上昇志向の高い男(ハンサムじゃない男に多いんですが)や自分に自信のない男、つまり自分の価値を自分で計れない男は、つき合う女がトロフィーなんです。
 そうするとどうしても中身はどうでもいいから美人ばっかり追いかけることになります。
 キレイな女をゲットすると、とにかく連れて歩いて自慢する。
 キレイな女が彼らにとって「勝ち組」の証(あかし)。他の男から見てうらやましいと思われる女を、自分のトロフィーとして見せびらかしたがるんです。

 俺はこれだけのいいものを手に入れられるだけの価値がある男なんだぞ、と。
 普通はある程度年を取ってくると、ちゃんといい女はわかるようになるんですけれど、一生見た目ばかり追いかける男もいます。

 職業だってモデルとかスチュワーデスとか、他の男が聞いた時に、負けたって分かりやすいものを選ぶんです。

 それで幸せかどうかは、選ばれた女との兼ね合いにもよるんですが。とにかく自分の見た目とか中身とかにコンプレックスのある男は、勝利のトロフィーとして女を選ぶ。モテない男は一生見栄を追いかけていく。
モテる男は外見より居心地の良さを選ぶ 
 それに比べてモテる男は、美人を選べは「やはり美男美女」とか言われ、地味な子を選べば「やっぱり本質を見ているんだ」言われ、結局、どんな女を選ぼうが認められる。
 モテるから美人も性格美人も、変わっているのも選び放題。
 若いうちはやはり別でしょうけれど、年を取って経験をつみかさねると、外見的なこととかが、だんだんにどんな女も同じだって感じちゃうんでしょうね。

 それこそ美人だって一皮むけば同じ骸骨(がいこつ)。そうなってくると男は自分がリラックスできる女、一緒にいて居心地が良い女を選びます、絶対に。

 恋愛経験の多い男、つまりまあ顔もカッコもそこそこというか、女好みでモテる男ということなんですが、そんな男の行き着く先はだいたいがリラックスできる女のようです。
 芸能人を見てもわかるように、モテ系の男が最終的に選ぶのは身近なリラックスできる、自分を繕(つくろ)わなくてもいい女。

 あの藤井フミヤ(チェッカーズは、1980年代から1990年代前半にかけて活動した男性7人によって構成された日本のポップスバンド。福岡県久留米市にて結成)くんだって幼馴染みと結婚しましたし、萩原健一(故人)さんだって、散々女優だ、モデルだって人もうらやむような美女、いい女たちを滅多切りにしたあげく、たどりついたのが身近なヘアメイクの人でした。

 楽な女というのは、男本人が楽なだけでなく、彼女である女も自然体というか繕ってない。
 だからお互い無理なところがない。そのうえ、身近にいるからわざわざそのために何かする手間も時間も省ける。
 それがモテる男にとって楽の一言に集約されるところなのでしょう。

 モテる男の落ち着く先は、美人とか目立つ女ではなくリラックスさせてあげられる女になれば、モテる男を攻略できるかと言えば必ずしもそうじゃないから難しい。

 落とせる確率は高いと思うけれど、完全ではありえない。
 落とすには相手が「女なんて誰も同じだよなぁ」と見切りをつけるタイミングがあってこそ。
「俺ってモテるから女には不自由しないんだ。

 でも、それと理想の女に出会うことは別だね」 こんなことを言っているうちは、いくら居心地のいい女になったとしても、ここに理想の女がいたかって、気が付いてもらうまでに、おばあちゃんになってしまいそうです。

 ピンクバラ 性を追う女たち 愛と快楽

誰もがかかわっていることなのに、あまりにも個人差が大きいもの。一般的な基準がわからず、自分だけがおかしいのではないかと考えてしまいがちなもの。そして、それをなかなか人に聞くことも話すこともできないもの。それが「性」ではないだろうか。

 とらえ方、意味合い、倫理観、行動、受け止め方、重要度など、その人にとっての性のありようは、ときとして、生き方にも関係してくる。

 わたし自身にとって、性は非常に重要であり、自ら求めるものでもある。重視するいちばんの理由は、愛をより深く知る手段になりうるからだ。心が好きだと思える相手とのセックスでは、快感を越えた、まるで魂が触れあえるような歓びがある。

 だが一方で、性がまた、コミュニケーションの枠を離れて、単に快楽を得る手段としてのみ存在することもあるし、人によっては寂しさを埋める手段となっていることもある。善悪の問題ではなく、それが実情だ。
現代の男女関係には、以前なら表面化しなかった種々の問題が生じている。実態として、日本はフリーセックスの国といってもいいと思うのだ、人々の心は、そう簡単に自由にはなっていない。過剰に性的快楽を求める人と、性から離れ気味になっている人、どうもセックスに関しては、ここ数年、大きな二極文化が見られる。

 また、男女の関係は、携帯電話とそのメールによって、大幅に形を変えてきた。不倫関係においては、便利で「命綱」ともなる携帯だが、そこから配偶者に露見するケースも多い。亀山早苗著一部引用

非日常での恋愛・浮気・不倫は相手の人格を勝手に善人と誇大妄想している。言い換えればラリっている状態だ。
二人の主な目的はただひとつ情熱的・動物的抱擁を渇望する。会うたびに貪欲に心地よさを淫蕩し合うことだ。そんな行為こそが心から愛し合っていると大きな勘違いしているのだ。
 生活基盤に欠けたこのような空辣な恋愛・浮気・不倫でさえ長く続けて行くにしても、新たな刺激と興奮を取り入れないとやがて飽きてしまって終焉(しゅうえん)を迎えてしまう。結婚生活の『性』でも同様である。

セックスから逃げる男女たち

夫婦関係は言うに及ばず、恋人同士の間さえ、セックスレスの問題は根深い。三〇歳前後の男女でも、つきあって数ヶ月から半年が経過するころには、セックスが間遠(まどお)になっていく傾向が強いようだ。

セックスレスに不満を抱く夫婦の片方は浮気・不倫を繰り返すようになり夫婦関係が成り立たなくなり、結果として家族全員に壮絶な傷を負わすことになる場合もある。YouTubeをご覧の方は特に女の不貞に対する男の復讐による惨めで壮絶な人生を目の当たりに描けるはずだ。
 
 『セックスレスの原因』記述の通り数えればきりがないほどある。
 男は結婚したら家族全員を喰わす使命と、子供を人並み世に送り出す学業資金を稼ぐ方法として会社人間になり、日夜限りなく会社に尽くすことで立身出世し高給取を目指すことになり、家庭を顧みないというより、そこまで考えが至らない。本当のところ自分自身のことで精一杯であり日々の生活で体力を使い果たす性行為は控えるという男が多いのが実情であるといえる。

 男は今も昔も仕事への取り組み方や倫理観念はさほど変わらないが、女の家庭環境は昔には考えられないほど変わった。至り尽くせりの家庭用便利厨房器具や様々な電化製品・生活用品によって家事負担が楽になり時間が余り趣味娯楽に回せて楽しんでいる極ひと握りの専業主婦もいる。

しかし一方で数多くの電化製品・生活用品を維持し、子供を有名大学卒にするには大金が必要となり、主婦の傍ら会社やパート勤めに出て金を稼ぐことを強い要られることになる。
 働きに出ることは危険を伴う誘惑がある。そこで男性経験が少なくオーガズム(身体の痙攣を伴うエクスタシー)を知らない既婚女性であったなら夫以外の男のセックスには興味津々であり、まして仕事ができる尊敬に値する同僚や上司に出会い優しく接してくれると心がときめく。何となく自然に目配せているものだ。男もそれを意識し悪い気はしない更に自分の好みであったら妻子がいても家庭を壊さない程度に一度、二度くらい不倫相手をして見ようと考えるものである。

 日本人女性の膣の長さ

は11~12㎝であり、コンドームL寸「長さ16㎝超=太さ17㎝超」のデカチンなら女の快感の壺である子宮や卵巣を直接ペニスで刺激し興奮させることができる。ただし膣内膜は鈍感である、であっても膣内膜外側(内臓側)には性感帯の受容体が数多くあり、太くて亀頭が張り出して固いペニスであれば膣内膜を引っ張り、戻したりひねりを加えたりすることで強烈な快感を与えることで素早く女をオガィズムに到達することができる。
 ちなみに欧米では市販3L寸コンドーム「長さ20㎝超=太さ50㎝超」など普通に販売機にある。

デカチンでテクニシャンであればセックスの最中で何度でも前頭葉脳縁から全身にアドレナリン放射されることで全身に微細痙攣約0.7秒秒間隔で連続して起きる現象は快感の坩堝(るつぼ)と化し嵌り込むことで性奴隷になる。

浮気男の常套句甘言

薬味として愛している、離婚して一緒になろうと言う、浮気男の噓の口車にうっかり信用して乗せられると、女は男と違って心は夫にあったとしても夫も子供も平気で捨て去る覚悟が女はできるのだ。しかしその後の9割以上の女が浮気男に捨てられたり、逃げられたりして取り返しのつかない人生を送る羽目になる女たちが多くいるのだ。YouTubeご覧の通りだ。

 性的欲望に負けて人生を台無しにした人が言うセリフは、平穏で安心安全で家族みんなで暮らせ孫たちに囲まれる人生が本当は一番幸せだと言うのだ。
 デカチンの男みたいに妻を心逝くまで何回もイカせたいと願うなら避妊方法としても優れているソフトノーブルを膣に入れることでコンドームLL寸長さと同じ効果を発揮する。
 さらに前戯としてノーブルウッシングC型を用いることで男の体力消耗を軽減してくれ、精力の弱いひとでも女を何度でもイカせることもできる。

 写真向かって左あんな❤右うさぎ◆さん
私、Hがヘタなんです! 中村うさぎ著書一部引用

●エクスタシーとは

あんな♠AV女優は、普通の男性から見て「可愛いんだけど手が届きそう」というタイプじゃないと売れないんですよ。
うさぎ◆わかる。アイドルもそうですよね。モー娘。とか。
あんな♠モー娘。の場合、正直言ってブスの集団じゃないですか。ビミョーな顔を、うまく人数を集めたことで、親近感を持たせた、あれ、キャバクラと一緒ですよね。途中で入れ替えて新しい風を入れて、交代劇があったりナンバーワン争いがあったり。それでもたせてるんだから、キャバクラと同じシステムですよ。
うさぎ◆モー娘。はキャバクラか、そう言えばそうだね。
――つんくん♂がキャバクラが好きで、キャバクラがやりたくてアイドルで意図的にやったんじゃないかと言われていますよね。
うさぎ◆じゃ、私が男のアイドル、ホストクラブが好きで、プロデュースするというのもアリですかね?
あんな♠アリですよ。ホストクラブは女のオーナーのほうがうまくいくかもしれない。だって、女の気持ちはわかってるし。
――うさぎちゃんは一人で経営するのは無理でしょう(笑)。
あんな♠お金を管理できる男の人が一人は必要かな(笑)。
うさぎ◆なによ。その笑いは(笑)。お金を管理できる女の人はダメですか?
あんな♠直接男に金のコトをいう人は男の方がいいから、男性は一人、必要です。うさぎさんは、どういうホストが好まれるか、わかるでしょ。自分の好みは別として、違う好みの客もいるし、回転させたいからいろんな種類の子がいた方がいいし、ってことが感覚としてわかりますよね。

男の人もそれはわかっているんだけど、自分がホストだったり第一線に立っていた人だったりすると、自分の老いについて、若い男の子に対する嫉妬も出て来るし、自分が教えたんだから手放さないっていうのが出て来りするんですよ。女性みたいにとっかえひっかえしたいていう気持ちにならないので、女のオーナーのほうがいいですよね。
――でもうさぎさんには資金がないですね。
うさぎ◆それは何とかなるでしょ。
――なるかな・・・・・。
うさぎ◆やりたいな、ホストクラブ。
あんな♠意外と堅実になって、お金をコツコツ貯めそうですよ。
――うさぎさんの金銭感覚をそんなに甘く見ないでください。昨日今日の浪費じゃないんで(笑)。
あんな♠ええ。いろんな本を読ませていただいて、ビックリしましたよ。
うさぎ◆下のゆるい人はお金もゆるいらしいんですよ、フロイト的に言うと。
あんな♠フロイトのいったことはなんて古いしね。
うさぎ◆古いですけど、私は玄関でウンコ漏らしたりしましたし。
あんな♠玄関の前でウンコが出ちゃったという話は、女性でよく聞きますが、その人はお金にはガッチリしていましたよ。億くらい貯めてて。
うさぎ◆あら。
あんな♠私もけっこう脆いですよ。
うさぎ◆私もガラスのように脆いです。ガラスの下半身(笑)。
あんな♠スカトロプレイも大好きなんです。
うさぎ◆大好きなのか。どういう事をするんですか?
あんな♠シャワー洗浄とか。お尻の感覚が大好きなので、風呂場から一時間出て来なかったり。
うさぎ◆ホモ見たいですね。
あんな♠アナルファック用に「シャワー行っておいで」って言われていくと、一時間出てこないの。快感に酔いしれて、イキっぱなしでハァハァ言ってるの。
うさぎ◆そうだ、風吹さんが「女の人はイッたふりしてはイカン」っておっしゃってるじゃないですか。
あんな♠そう、イカンですよ。
うさぎ◆だけど、イクという感覚が分からない人って、多いと思うんですよ。私もそうなんですが。すごく気持ちいいなと思っても、「これはイッてるのか?」っていう。
あんな♠だったら、イッたと言う必要もないじゃないかな。「イッたかどうかよくわからない」でいいんですよ。
うさぎ◆終わらせたい時にイッたという事はありますが。
あんな♠そう、それが一番よくないんだけど、つまり相手とのセックスが合わないってことですよ。そこで二人の関係を見つめ直しましょう、ってことです。セックス以外を見てみんなつきあっちゃいますが、セックスがダメなら終わりですよ。セックスの不一致は性格の不一致ですから。
うさぎ◆そうおっしゃってましたよね。
あんな♠相手に正直に言えないという事は、性格が合わないということだから。
うさぎ◆もうダメだ・・・・。私、誰とも合わないのかもしれない。
あんな♠でも、今のダンナさんとは、セックスないでしょ。女性を求めてこないでしょ、うさぎさんも男性を求めないでしょ。すごく性が一致しているってことですよ。
うさぎ◆うーむ。夫は外で彼氏がいてよろしくやっているもんだから、なんかムカつくんですよ。
あんな♠それは実力の違い。
うさぎ◆あうっ。
――セックスの満足感がないことが、うさぎさんにとって大きな問題なんですよ。
あんな♠容姿をとるか、セックスを取るか。ですよね。でも、きっと容姿とセックスと分けられないと思いますよ。分けられるなら、七年の間にセックスしてたと思うし。
うさぎ◆一時期、出張ホストを呼ぼうと思ったんですよ。
あんな♠あれはまた違うからな。だって誰が来るか分からないからですよ。
うさぎ◆えつ、選ぶんじゃないですか?
あんな♠ネットかで見られるけれど顔は公開してないから、「どんなタイプがよろしいですか?」って聞かれるんですよ。それでいろいろ言っても、自分の好みが来るかどうかは分からないから。
――うさぎさんを連れて行こうと思ったのは、五反田に写真が見られる出張ホストがあって、そこは確実にその写真の人が来てくれるというところなんですよ。
うさぎ◆それでね、「やります」と言ったんですけど、ススキノのメンキャバ事件に遭遇しまして(笑)。私はダメだ―、やっぱり知らない人とはできないんだー、って思っちゃって。目の前で半裸で踊られただけでダメなのに、ホテルの一室に人を呼んだりしたら、どれだけ狼狽することか?
あんな♠私は取材でよく呼ぶんですが、金を払うと私はすごく楽しめるんですよ。金を払うから、自分のやりたいことが何でもできるでしょ。こっちがペニスバンドつけてしゃぶらせたり、「女のふりをしろ」と言えばするし。ルックスのいいのが来ることもあるし、マッサージがうまい人が来ることもある。
うさぎ◆気持ちいいですか?
あんな♠うん、ちゃんとイキますよ。でも、その人と二度と会おうとも常連になろうとは思わない。
うさぎ◆私は、人間関係がないのにセックスして気持ちいいと言うのがよくわからなくて。それをこないだ、うちの夫の元彼に「あんたたちホモは、好きな人がいてもハッテン場に行って、顔も名前も分からない人とやりまくる。それがどうしてもわからない」って言ったら、「だって、ハッテン場でやる乱交はオナニーだもん」って言うんですよ。それでハッとしまして。
あんな♠彼らもホモセクシャルでも体は男だから、種ばら撒き癖があるんです。なぜ男と男の組み合わせでハッテン場が成り立つかっていうと、やりたい人が集合するからなんです。レズはもう少し観念的になってくるじゃないですか。
うさぎ◆そうなんだよね、レズのハッテン場はないんだよね。
あんな♠あるという噂もあるけど、それは一つの店で交流があっての上だから、直接的に「出したい」というような意識ではないでしょ。
うさぎ◆私もオナニーだと思えばできるのかと思ったんですよ。
あんな♠うん、セックスはオナニーの延長だと思えばいいんです。私は男性とセックスする時は、それに近いんですよ。道具になるか、人になるか。人だと思ってセックスするなら妊娠の可能性がないと。
うさぎ◆そこへ行くか(笑)。
あんな♠だから、人とセックスするなら慎重に選ぶんだけど、その時オナニー的にイケればいいとか、一回だけの楽しみでいいというなら、出張ホストのほうが早いんですよ。お金で終わり、人間として交流しないから。
うさぎ◆よし、出張ホスト、やるか。
 だけど、考えれば考えるほど、自分がセックスに何を求めているかが分からないんですよ。以前はともかくとして、今は「女だということの自己確認」だと思うんですよ。「愛情の確認」ですらない、たぶん。女として機能するとか現役であるといった自己確認を、誰かに裏付けてほしいと思ってて、その相手が誰でもいいわけではなくて。
あんな♠うさぎさんこそ、子供を作るべきかなと思うんですけど。女としての機能の確認ということで。
うさぎ◆・・・・・・・・・?
あんな♠その人の子供ということで深いところまで行くから愛情の確認でもあるし、女としての機能の確認でもあるし。セックスで毎回快楽を得たいという事でなくて、女としての機能の確認なら、子作りっていうのがいいかも。
うさぎ◆ただどうせやるなら、快楽は得たいんですよ。
あんな♠でも、快楽に対して、すごくギャップというか。
うさぎ◆幻想だと思うんですけど、ものすごくみんな気持ちよくて私はそれを指をくわえて見ているような気がして。大事なものを知らずにこのまま死んでしまうのか、みたいな。だから、イクということについても、私はイッタことがないんじゃないかという疑惑があるんです。
――なそうですよね。「わからない」ということは、ないんだと思うんです。
あんな♠そうですね。イク時は、明確にここからイッタと言うのが分かりますからね。よくAV女優にもエクスタシーの経験はありますか?」って聞くんですよ。その回答で、本当にイッタことがあるかどうかがわかるんです。イッタことのない子は「頭が真っ白になって体がフワッと浮くような感じ」って観念的な事を言うんです。本当にイッタことのある子は「下半身からギューッと来てビクンビクンとしちゃって」って言うんです。

肉体的なことをいう人は、イッタことがある人。観念的な事しか言わない人は、イッタと思い込んでいる人で、「あのね、イク時って、子宮と膣がこうやって動くんだよ」って教えてあげるんです。

うさぎ◆ええーっ、子宮が動いたことなんてないですよ!
あんな♠男の人がイク時って、ビクンビクンってなるでしょ。あれと同じことが女の中でも起こるんですよ。0、八秒くらいの間隔で、意識しないで筋肉の収縮運動が起きるんです。それがイクということなので、肉体的にはっきりわかるんです。
うさぎ◆しまった! やっぱり私の人生には積み残しの荷物があるよ! 確認したいのは、そっちかもしれないです。母性の確認には興味がないし、子供を産んで育てられるかという問題もあるし。
あんな♠過去にイッたことがあるならば、母性の方に行くかなとも思ったんですが、イッたことがなくて快楽を知りたいということなら、わかります。
うさぎ◆友達が「失神しちゃって」って言うと、嘘じゃないかと思って。
あんな♠噓ですよ。
うさぎ◆そうなのー? 嘘じゃないかと思いながらも羨ましかったんですよ。
あんな♠失神するくらいだったら病院に運べというくらい、大変な状態ですよ。「失神しちゃった」という人は、結局しイッてなかったり、過呼吸みたいになってるだけ。フワーッとなっちゃってる人は、イクこととはつながってないですよ。本当に失神したとしたら、医学的にすごくマズい状態だから。

うさぎ◆そうなんだ。潮吹きっていうのはあります?
あんな♠潮吹きはありますよ。でも、あれとイクしは別物ものです。イッたから吹くんじゃなくて、気持ちいいと体の水分や血液が一気に集まって、それが押し出されて出るだけなので。
うさぎ◆おしっこに違いないと思ったんですが。
あんな♠成分を調べると、おしっこだと、尿素とかいろいろいっているけど、同じ尿道から出るのに、潮はそういう成分は何も入ってない。ほぼ生理食塩水みたいなものです。膣から漏れるっていうのには、男の人の勃起と同じ状態で、体中の血液が一気に集まって、毛細血管が血液を補給しきれなくなって水分を出すことなので。
うさぎ◆そうなんだ、わかっていなかった。
あんな♠潮も、膀胱に水分が集まるんだけど、尿素とか排泄物が集まる前に押し出されてるんです。だから、潮吹きは本当にあるんですが、それは体質なので、滅多にいないんです。十人に一人もいないくらい。いま、AV界はとにかく潮吹きがもてはやされてますが、おしっこも混ざってますよ。
うさぎ◆潮吹きはおしっこだと私が執拗に言い張ったのは、前の彼氏がけっこう大きくて、へんなところに当たってるんですよ。私はおしっこを漏らしていると思っていた、自分で、排泄感はないんです。でも向こうは、潮吹きだと思ってありがたがってて。本当のことを言えなかったんです。
あんな♠でも、本当に潮吹きかもしれないよ。
うさぎ◆違うと思う。
あんな♠どうして?
うさぎ◆彼が帰った後に、私はシーツを嗅いだんですよ。おしっこの臭いとも限らないんだけど、甘ったるいような。
あんな♠それを洗わないで一日干しておいてください。地図ができたらおしっこですけど、何もなく透き通ってたら潮です。
うさぎ◆うちのシーツ、色つきなんですよ。
あんな♠されでも地図の枠の形ができたら、おしっこですから。潮だと、乾くとまっさらになります。あと、潮は毎回出るわけではなくて、AVでは男優さんが膀胱を圧迫してるから、よく出ますが、脳の興奮なんですよ。「やりたい」とか「嬉しい」とかいう時にでるものなので。
うさぎ◆でね、それ以来、私はセックスの最中に最中におしっこを漏らす自分が許せないんですよ。年のせいで尿道がゆるんでて、おしめが必要になってきたのかというくらいのイメージがあって。あらゆる意味で恥ずかしいんです。気が気じゃないの。

イッタことのない女性を手っ取り早くイカせるには

あんな♠イッタことのない女性を手っ取り早くイカせるには、おしっこを我慢して溜めてもらってセックスすることなんです。膀胱を圧迫されると、そこが刺激になって、中で突かれるでしょ。
「もう漏らしちゃってもいいから」っていうくらいやると、イキやすい。その排尿感に近い感じが、イクという感覚の直前なんです。だから、イッた経験のない人は初めてイク時に「おしっこ漏れちゃう」っておもうんです。
うさぎ◆思う思う。
あんな♠それを一つ通り越すとイクんだ、ってこと。漏らさないのに膣の収縮が起きると、イクんですよ。でも、その手前で、おしっこが漏れたら恥ずかしいからって、途中でやめちゃんですよね。それでイケないままになっちゃうので、男の知識を持って「それはイク直前かもしれないから、漏らしてもいいよ」って言ってくれるといいんです。
うさぎ◆ちゃんとプロの人とやった方がいいですよね、でも、出張ホストはチンコ入れないんでしょ?
あんな♠入れますよ、自分がOKすれば、オプションの金額って乗らないんですよ。性感マッサージだけ頼んでも「どうしますか?」って言われて「お願いします」と言っても、追加料金はないんですよ。女に生まれてきてよかったって感じです。男だったら「あと二万円」とか言われますからね。
うさぎ◆請われなくても追加料金を払ってしまいそうな私がいる(笑)。
あんな♠別にいいんですよ。
うさぎ◆しかし、そうか、おしっこを漏らしそうな感覚か。でも、私、人間関係ができて恋愛があってセックスがあると、その人の前ではおしっこを漏らしたくないです。
あんな♠でも、おしっこを見られてもいいくらいの感情にならないとダメ、っていう人は多いですよ。全てを見せても大丈夫、っていう関係になる。だから、おしっこを漏らす彼女が大好きっていう男の人はいっぱいいますよ。「おしっこをするところを見せて」っていう男の人、多いですもん。で、女の子も「あなただけは特別よ」って見せて。
うさぎ◆そうかぁ。でも私、ほんとにね、いろんなコンプレックスがあって、自分で確認できないものほどコンプレックスになっていって。セックスの上手いヘタもそうなんですが、私のマンコが臭いのではないかというのもあって。

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あんな♠自分で嗅げばわかるでしょ。
うさぎ◆わかんない。だって、ワキガの人って、自分の臭いがわからないって言うんじゃないですか。
あんな♠ワキガは、それが自分の体臭になっているからわからないのであって、下は常に嗅いでいる匂いじゃないから、差はわかりますよ。
うさぎ◆でも、他の人の匂いを知らないので。
あんな♠少しイカ臭いのは洗っていないだけだから。病気の匂いは、また別だし。
うさぎ◆わかんないですよ。それで、そう思い始めると、「臭いじゃないか」っていうのが駆け巡っちゃって。マンコ臭い上におしっこまで漏らしたら、人間のクズじゃないですか。
あんな♠だって、男の人だって臭い人いるでしょ。でも、惚れた人の匂いなら平気じゃないですか。同じことだと思うけどな。清潔にしていること大切だけど、匂いは個性だから。
うさぎ◆私はそこまで自分を受け入れられたことがないのかもしれない。
――というより、相手にも自分を受け入れさせようとしていないですよね。「いい匂いだ」と言われても「何言ってんですか」って怒ってるんじゃないですか?
あんな♠私も、「何か言われて嘘だ~」と思っても、相手が「いい」と言っているんだから、いいんだと思う事にしますよ。お世辞で言っているとしたって、その人がどうしても自分にお世辞を言うのかと考えたら、私に好かれたいからでしょ。そしたら、それは真実なんですよ。

お世辞を言ってくれている側はホント。自分のことをなんとも思わなくなったら、お世辞も言ってくれなくなるんですよ?
女の子だって、相手の人を好きなら、イッタことになくてもイッタふりをするけど、気持ちがなくなるってくると「あなたとイッタことなんて一度もない」って去っていくでしょ。だから、言われたことを卑屈に思う必要はない。

「行きづまった性生活(セックスレス)」

 いちばん大事な性器は、股の間でなく両方の耳の間(頭 )にある、と言われています。
 自分の体や自分自身に対してネガティブな思いを抱いて いたり、相手に対する警戒心があるときに性行為をしても、あなたの体は性的に反応しないのが普通です。
 統計的に言って、二人の関係がうまくいっていない状態の性生活の半分以上は、なんらかの性的問題を抱えていることが分かります。たとえば、前戯が足りないことの不満とか、インポテンツや不感症などといった問題があるということです。私の臨床では、このパーセンテージはもっと高いと言ってよいでしょう。

 どのような問題であれ、性生活の悩みを感じておられる方のために、次に示すような「性生活の振り返り」をしてみることをすすめます。また、さほどの問題がないと思っている方も、現在の性生活の状態を振り返り、改めるべきことがあるかどうかを見出すのに役立たせて欲しいと思います。


夫婦のセックス

「差し込み文書」 男のオーガズムは短時間であっても、射精すれば必ず得られるものであるが、女の悦楽(オーガズム)は複雑で誰かれでも素早く得られるものではないし、最初から女は全身痙攣を引き起こすほどのオーガズムは備わっていないのだ。性戯に長けた男によって僅か一握りの女だけが成熟した女になれる現象である。

 夫の値が高ければ高いほど一般社会生活や、勤める会社なのでは上司とのコミュニケーションに腐心し神経をすり減らし、さらに多くの同僚とライバルとして熾烈な競争にさらされる。仕事での成果をあげるために長時間労働とサービス残業を強いられストレスを常に負いつづけることで、たいがいの妻たちは夫のセックスは不満足と答えていると言う。
 値が高い夫にセックスを満足させる資質や技術があったとしても、セックスで強いられる肉体的労苦、会社などで強いられる労苦のふたつを同時に両立させる余裕がないというのが本音である、なぜかと言うと。

 男が懸念するのは妻が悦楽(オーガズム)を一度でも覚えたらそれが日常の義務となることを大変怖れているのだ。夫は家庭ではリラックスし安息する場所、寝る場所であって家庭生活では必ずしもセックスそのものの内容が主体となるとは考えない夫たちが大多数であると思われる。

一般的に値の高い男たちの多くは、セックスは前戯も含め所要時間は十分前後で、挿入後数分程度であるという結果がすでに調査機関から発表されている。さらに、コンドーム着用すると性的感覚が鈍く、射精も遅くなり気持ちよさが半減することで使用しないというのも特徴的であると言う。

 既存の避妊方法ついても、精神的あるいは費用についても大きな負担を強いられている人も多い。そして夫から悦楽(オーガズム)を得られる機会もあまりない。そして、或いは、全く知らないという人も少なからずいるという。男たちの貧しいセックスから女の不感症患者が多くいるという現象をどう受け止めるのか。

 オーガズムとは本当はどんな感覚か、どうすれば得られるのか必見の発明品「挿入避妊具、

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上記用具を使用することで誰かれでオーガズムも得られ易い。当該避妊具を使い続けることで男女双方の性器へのエクササイズとして特殊効果を発揮する。
 つまり、避妊用具を用いて性器へのエクササイズで男性器の逞しさ、持久力を獲得することで女を容易にオーガズムに達しさせられるという。

 一方の女性も避妊用具を用いてエクササイズで下腹部(インナーマッスル「膣腔を含む」)を自在に収縮・解放する能力を持つ筋肉を獲得することが可能である。

 ある意味で女は男の射精を優位的にコントロールすることもできるということ。あるいは、性的快楽を自在に操れるというのは男の心も、女の心をもコントロールできる可能性を秘めていることなのだ。
そして自らのオーガズムも自在にコントロールできる可能性もある。オーガズムの定義サイトよりご覧ください。
* セックスの頻度や個人差があり数ヶ月、或いは、数年でエクササイズ効果を発揮する場合もある。
用具の太さ、長さが自分たちにあったもの、避妊用途として重視するか確かめて購入してください。
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精神的な浮気、肉体的な浮気どっちが辛い? 

 男というものは生物学的に自分の種を数多く残そうとする。だからあちこちで浮気をする、という説があります。
 恋人同士のころ、女は彼氏に「他の女をじっと見てた」とか「あの子と話すときに、妙にうれしそう」だとか些細なことに、浮気心の芽を見つけたような気がして、嫉妬します。

 男も女も、恋に落ちた瞬間の百パーセントは高いテンションで恋愛を持続することはできないわけだから、おのずと浮気しているんじゃないかしらとか、私に飽きたのかしらと不安を感じる時が訪れます。

「あすなろ白書」の中で、京都へ行った掛居くんを追いかけて行ったなるみがたった一度の京子さんとの肉体関係を問い詰めて「そんな深い関係じゃないんだ」「寝れば十分深いわょ」「たかが一回の肉体関係じゃないか」というケンカになるシーンがあります。

 恋人なら女は、この「たかが」という言葉にめちゃくちゃひっかかるものだと思います。
 どうして私にもとめなかったのって。
 極端な話、彼女がいながらキャバクラや果ては風俗などに行ってしまう男を女は許せない。
 「私がいるのに、どうして、きっと(女に)だまされているんだわ」という思考回路で、相手の女に対して嫉妬心を燃やし始めるのです。

 たとえもののはずみでも、酔った挙句の失敗であっても、です。そのくせ、仮に、彼氏が上司の奥さんなどに淡い恋心など抱いていても、「何考えているのょ、相手にもされないわょ」と一蹴(いっしゅう)します。
 恋人である限り精神的な浮気はけっこう寛容なんです。
女の気持ちは立場で変わる 
 その一方、『東京ラブストーリー』のさとみは、三上くんを研究室に訪ねた時、長崎さんと三上くんの間にある精神的な絆(きずな)に強いダメージを受けます。
 この時、さとみは結婚してはしていないものの、すでに三上くんと同棲しています。なるみとさとみ、この二人の差は何でしょうか。
 それは女の立場。恋人という立場と、妻、あるいはそれに準ずる立場の違いです。

 映画「恋におちて」の中でメリル・ストリープ演じる主人公が、夫にきに入っている女から迫られたのに、その誘いを撥(は)ねつけたことを告白される場面があります。
 その時の彼女のセリフが「寝ない方が悪いわ」って言うんです。
 これは面白い。

 私がそういえるのかって聞かれれば、その場にならなきゃわからないとしか言えませんけど。
 でも、結婚して、旦那に精神的に恋焦がれている女がいるのは許せない。
 自分がただ働きの下女というのか、お母さんみたいな気がしてしまうから。まだ、体だけのつながりだと言われる方がましかもしれません。

 もちろん人それぞれで、精神的な浮気は許せても、からだの浮気は許せない人とか、その逆とか、どっちもダメ (これは若いうちに多いんだけれど) という人もいるでしょう。
 もともと持っている感覚とは別に、女は自分の立場によって、男の浮気だけでなく、許せることと許せないことの線引きがとても微妙に変わってくるから難しいと思います。
女の浮気と神様のたくらみ
 それでは浮気は男の専売と特許かというと、それはそうではないんじゃないかと思います。
 基本的に女はひとりの人と深く深く楽しみたいものだから、男のように量を求めるというか、なるたけ多くの異性に接したいということはないと思います。

 けれど、時に女がそれに反する行動をとる時期があるのです。
 女の三十五歳から四十五歳は性欲がとっても強くなるような気がします。
 結婚している女の不倫率が一番高いのは三十代、四十代。ご主人が働き盛りで忙しく、家庭を顧みるひまがないから…という分析もできますが、私はそうじゃないんではないかとひそかに思っています。

 三十五から四十五歳というのは生理的に見て女にとって最後の妊娠のチャンス。
 だから神様がこの年代の女に、「もう最後だから、とにかくがんばるんだ」ってけしかけているんではないかと思うんです。
 だから昔から、「四十の恥かきっ子」って言葉があるのではないでしょうか。これは別に統計を取ったわけじゃなく、単に推理の域を出ないんですが…。

寸評
恋愛サーキュレーション図書室約80著収納から推察するにそれは当たっている気がする。
セックスの本質オーガズム《オガィズム同義語》を友人知人から聞いた、雑誌、本など、或いは自ら浮気・不倫で知ってしったらオガィズムによって引き起こされた肉体を燃え盛ったあとの気怠い満足感、精神的解放感の心地よさをいまさら手放すことは死ぬことより辛いと感じる人も少なくない。

平穏な平和を望む結婚生活

夫の要求は決して拒まず、我がからは決して求めない昔の女大学のセックスが、家庭生活を安定にたもつ。今や、セックスの知識過剰時代で、世の中の主婦は一種のセックス・ノイローゼになり、常にセックス被害妄想にかられ、夫のセックスの性能において、強さにおいて、つねに懐疑的になっているのは、およそ家庭的ではない。

 天下の夫族が生存競争の過酷さに負けて、ほとんど不能に近づきつつあるとき、妻族ばかり、セックスの机上の論にウンチクをかたむけられては、ますます夫の方は萎縮してしまうだろう。世の夫族に、せめて妻とのベッドでくらい自信をもたせるためには、妻たちはもっとセックスに淡白であらねばならない。と、瀬戸内寂聴さんが説いていらっしゃいますが、

自分の恋愛観、結婚観を見直す

 最近、メール婚という言葉をよく聞きますが、これはすごいものだと思います。メールで知り合ってメールの交換を繰り返し、納得いったところで会ってみてよかったから結婚した、というケースです。
 すごい話ではプロポーズしてから初めて会った、というのもあるらしい。いわく「価値観が一致していたから、外見なんて」。
 結婚って昔から条件優先のところがあると思うんです。
 これは男も女でも。ただ、女の場合、生理的に嫌じゃなければ物理的な条件でけっこう結婚できるものらしい (ちなみに男には生理的に受け付けないという感覚はないそうです。だから据え膳も千人切りもできるのでしょう!?)。

 けれど、恋愛は結婚と違って見た目とか声とか、もっと感覚的な、本能的な要因が決め手になると思います。恋人を選ぶって、結婚相手を選ぶというのとは少し基準が違うと思うんです。
 もっと、動物的っていうか、本能に訴えるところで相手を選んでいる。

 たとえば声。実際、クラッとくる声ってあるんです。電話で話すとするでしょう、電話って姿の見えない分、聴覚という感覚に訴えるところが大きい。それも耳元にささやくとか、大脳に近いところにいきなり声が入ってくる。

 それだけにインパクトが強いんですね、ああ、もうだめ、この声を聞くと、みたいな感覚に訴えるところが強い。
 だからメールは恋の道具にはなるけど、恋愛を探すツールにはなりにくい。結婚相手なら探せるかもしれませんけれど。

 結婚がすべてと思う前に

 昔は恋愛=結婚という図式がはっきりしていたからとてもいろいろなことが分かりやすかったし、ある意味で恋愛もしやすかった。
 結婚したい女は、結婚している男はターゲット外でどんなにかっこよくても視界に入っていないようなところがありました。
 出会ったらまず左手を見。そこに指輪があるかないか。ふるいにかけてからすべてが始まる。だから、結婚できそうな人と恋愛した。

 ところが今や、恋愛と結婚は必ずしもイコールな関係じゃなくなってしまったから、恋をする方も大変です。男からよく聞くのですが、指輪をしたとたんにモテるようになりましたって。

 恋と結婚に対する考え方がそれこそ人によって違ってきた。それこそ何でもあり、の時代になった。
 年下も国際結婚も、不倫も略奪愛もOK、問われるのは考え方だけみたいな風潮があります。
 でも、女にとって恋愛=結婚じゃなくなったことが、いい意味で女の可能性を広げているところはあると思います。

 それでもやっぱり男は相変わらず恋愛は恋愛、結婚は結婚。
 だから散々遊んでいても結婚するときにはちゃんと奥さんタイプの女を選ぶ。相変わらず、親の面倒をみてくれそうだとか、いい母親になれそうだとか、そういう恋人を選ぶ時とは別な基準で選びます。

 それでも面白いもので「私、結婚したいの」って顔に書いてあるような女を男は、見事に避けて行きます。

 どんなに料理がうまくても、親を大事にしてくれそうに見えても、どこか怖そうというか、手を出したら逃げられないんじゃないかとか、本能的にわかるんでしょうね、

 近ごろ、自分がどうも男に避けられているような気がしたら、仲のいい男友達とか、信頼できる上司や先輩に「顔に結婚という文字がちらついてませんか?」と、チェックしてみた方がいいのかもしれません。

 自分では案外気がつかないものです。
 とくに、次から次へと仲良しが結婚したり、会社の後輩が結婚したりという出来事が続いている時には。
 知らず知らず焦りが顔にでているのかもしれません。焦れば焦るほど、恋と結婚は遠ざかっていくのです。
第一章女と男、違うからこそ面白い


 つづく 長続きする恋愛に感覚と価値観、どちらが大事?